「外壁塗装の見積もりが思ったよりも高くて安くしたい」「外壁塗装の費用をできるだけ節約したい」そう思って外壁塗装を安く行う方法について調べていませんか?
外壁塗装は同じ工事内容であっても施工業者によって価格が異なるため、安く工事ができる業者に依頼するのが、外壁塗装の費用を節約できる最大のポイントです。
しかし、「安かろう悪かろう」の業者も多く、手抜き工事が低価格を支えている場合もあり、安さと品質を両立できる業者を選ぶことが重要です。
この記事では外壁塗装の費用を安くする見積もり術について解説します。
安さと品質を両立できる塗装業者の選び方など、外壁塗装の費用を安くする具体的な方法について解説します。
目次
1.外壁塗装を安くする見積もり術
外壁塗装を安く行う秘訣は施工単価の安い業者に塗装工事を依頼することです。
外壁塗装は同じ工事内容であっても業者によって施工単価が異なり、塗装工事全体の費用が大幅に違ってくるからです。
これは塗装業者の営業形態の違いによるものです。
例えば、大手ハウスメーカーやリフォーム会社の塗装工事は高額なことで有名ですが、これは宣伝広告費や営業の人件費などが塗装費用に上乗せされているからです。
また、実際の工事を下請け業者に委託する際に中間マージンが発生するため、どうしても施工単価が高額になってしまうのです。
このように外壁塗装は業者の営業形態によって施工単価が異なるため、外壁塗装を安くすためには、人件費や広告宣伝費、下請け業者への中間マージンなどの間接費が発生しない業者に依頼することが大前提です。
具体的に、外壁塗装が安くする見積もり術について見て行きましょう。
1-1.自社直接施工業者に依頼する
自社直接業者に塗装工事を依頼することで費用を節約することができます。
下請け業者に塗装工事を依頼する際に発生する中間マージンが発生しないからです。
上記の表は自社施工業者と下請け施工業者の工事費用の内訳のグラフです。
実際の塗装工事を下請け業者に委託する下請け施工業者よりも、自社直接施工業者の方が外壁塗装の費用が安くなるのが理解できるかと思います。
このように自社直接施工業者に依頼することで工事と関係のない間接費用が発生しないため、外壁塗装の費用が安くなります。
1-2.複数の業者で相見積もりをする
複数の塗装業者を相見積もりすることで費用を安くすることができます。複数の見積もり価格を比較することで安い業者が分かるからです。
弊社が運営する外壁塗装の一括見積もりサイトの事例ですが、外壁・屋根塗装の3社比較で50万円以上価格差があるケースも少なくありません。
訪問販売業者やハウスメーカーと相見積もりをするとその差が100万円を超えることも珍しくありません。
このように外壁塗装は相見積もりをすることで、施工単価の安い業者が分かるので塗装工事の費用を安くするために効果的です。
1-3.塗装工事の単価相場を理解する
見積もり前に塗装工事の単価相場を理解することが重要です。
【相場価格よりも安すぎる場合は手抜き工事が低価格を支えている可能性があるからです。
特に、使用する塗料と建坪に応じた外壁塗装の相場価格よりも30万円〜40万円も安い場合は、必要な工程を省いたり、塗料を薄めて使用するなどの手抜き工事の可能性があります。
「安かろう、悪かろう」は塗装後、直ぐに塗料が剥がれるなどの施工不良の原因になります。
結果的にメンテナンス費用が高額になってしまうため、自宅の外壁塗装の相場価格を理解して適切に施工をしてくれる業者を見極めることが重要です。
外壁塗装の適切な相場価格については「外壁塗装の相場|あなたの家の適正価格が分かる見積もり事例5選」で詳しく解説しています。
2.外壁塗装の費用を安くする具体的な方法
外壁塗装を安くする具体的な方法は見積もり前と後では異なります。外壁塗装を安くする具体的な方法をシチュエーション別に見て行きましょう。
2-1.外壁塗装の見積もり前
外壁塗装の費用は見積もりを依頼する業者によって決まります。
業者によって営業形態が異なり、施工単価が異なるからです。
安く高品質な外壁塗装を実現できる業者を探すことが外壁塗装の費用を安くする具体的な方法論になります。
具体的には下記のポイントを踏まえて見積もりを取るようにしましょう。
- 3社〜4社で相見積もりをする
- 同じ条件で見積もりをしてもらう
それぞれ、具体的に解説します。
【ポイント1】3社〜4社で相見積もりをする
外壁塗装の見積もり比較件数は3社〜4社が最適です。
施主様の中には10社ほど見積もりを取得される方も少なくありませんが、あまりにも多すぎると業者を決める際に迷ってしまいます。
一方で、見積もり件数が1社〜2社だと比較する材料が少なすぎるため、ミスマッチが発生する確率が高くなります。
上記の表は、外壁塗装の見積もり比較件数と業者トラブルの相関関係を表したグラフです。見積もり件数が増えるほどトラブル発生件数も低下していることが分かると思います。
外壁塗装を安くするために業者を厳選する際は、必ず3社〜4社を目安に相見積もりを取ることが重要です。
【ポイント2】同じ条件で見積もりをしてもらう
外壁塗装業者を相見積もりで比較する際は、同じ条件で見積もりを行うことが重要です。
外壁塗装は使用する塗料や付帯部塗装の有無によって費用が変動するからです。
使用する塗料の種類、外壁、屋根、破風板、軒天などの施工箇所の内容を合わせることで塗装業社別の施工単価や相場分かるようになり公平に比較することができるようになります。
このように外壁塗装業者を比較する際は、同じ条件で見積もりをすることが重要です。
2-2.外壁塗装の見積もり後
外壁塗装の見積もり価格が高額になり「安くしたい」と考える施主様も少なくありません。
特に、訪問販売業者や大手ハウスメーカーなど営業に特化した業者の場合、高額な塗料を勧められることもあり、気づいたら見積もり費用が高額になっているケースも少なくありません。
具体的に外壁塗装の見積もり後に費用を安くする方法は下記の通りです。
- 見積もり項目と施工単価を見直す
- 相場価格よりも高額な場合はキャンセルする
それぞれ、具体的に解説します。
【ポイント1】見積もり項目と施工単価を見直す
見積もり価格で相場よりも高い項目が無いか見直しましょう。そして、相場よりも高額な理由や担当者に確認してもらいましょう。
また、不必要な項目が見積もられていないかをチェックしましょう。
逆に、見積もりの内訳が明確に記載されていない場合は、内訳を出してもらい確認することが重要です。
外壁塗装の見積もりの見方や注意点については「外壁塗装の見積もりの妥当性を見極める見積書の見方と3つの注意点」の記事で具体的に解説しています。
【ポイント2】相場よりも高額な場合はキャンセルをする
外壁塗装の見積もり価格が相場よりも高額で提案内容に納得ができない場合はキャンセルするのが安全です。
塗装工事の施工品質と関係のない費用が施工単価に上乗せされている可能性が高いからです。
現地調査や見積書の提出などで「担当者にお世話になった」と断りずらい気持ちもありますが、外壁塗装の費用を安くするには非常に有効です。
このように「費用が高い」「高い業者かな」と感じたら無理に話は進めずに、一度キャンセルをして複数の業者を比較した方が費用が安くなる可能性は高いです。
3.外壁塗装を安くする際の注意点
外壁塗装は安ければ安いほど良いというものではありません。
外壁塗装の品質を維持できないほど安い工事は直ぐに塗装が剥がれるなどの施工不良が発生するため、高額な外壁塗装よりも危険です。
そこで、ここからは外壁塗装を安くする際の注意点について見て行きましょう。
3-1.相場価格よりも大幅に安い塗装工事は注意
相場価格よりも大幅に安い塗装工事は「塗料を薄めて使用する」「必要な工程を省略する」などの手抜き工事が低価格を支えているケースがあります。
相場価格よりも30万円〜50万円ほど安くなる場合は、施工品質を維持できずに手抜き工事の危険があるので注意が必要です。
3-2.安くするために塗料のグレード(ランク)を下げない
外壁塗装はコストパフォーマンスの高さからシリコン塗料が使用されるのが一般的です。
ただし、外壁塗装の費用を安くするためにウレタンやアクリルなどの塗料のランクを下げて低価格を実現しようとしてしまいます。
グレードの低い塗料はその分、耐久性も低く将来的なメンテナンスの回数も増えます。
確かに、施工費用は安くなりますが、 長期的なメンテナンス費用で計算すると高額になるため、外壁塗装の費用を安くするために塗料のグレードを下げるのはオススメしません。
まとめ
外壁塗装の費用を安くする方法についてご理解頂けたかと思います。
外壁塗装の費用を安くする秘訣は、施工単価の安い業者に塗装工事を依頼することです。
外壁塗装業者を選ぶ際は、複数の業者を比較して慎重に決めることが重要です。
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