「建物が老朽化して外壁リフォームを検討している」「リフォーム工事が初めてで、何から進めていけば良いのか分からない」そう疑問に感じて外壁リフォームについて調べていませんか?
現在の住宅に長く住み続けるため、外壁リフォームは非常に重要なリフォームになります。
人生で1回あるか無いかの外壁リフォームの機会を無駄にしないために、外壁リフォームの種類や価格相場、外壁材の特徴などをしっかりと理解して臨むことが重要です。
そこで、この記事では外壁リフォームで失敗しないために知っておくべき、外壁リフォームの基礎知識について具体的に解説します。
屋根リフォームの種類や外壁材の選び方、リフォーム計画の立て方など、外壁リフォーム初心者の方が失敗しない基礎知識についてまとめました。
この記事を読むだけで外壁リフォームで失敗しない基礎知識が身につくので、是非参考にして頂ければと思います。
目次
1.外壁リフォームの種類
外壁リフォームには「外壁塗装」「外壁カバー工法」「張り替え」の3つの工法があります。
外壁の劣化症状や施主様のご要望や予算に応じて最適なリフォーム工法は異なります。
外壁リフォームの工法に関する知識をより深めるために、まずは自宅の外壁材の種類について理解を深めましょう。
日本の戸建て住宅で合わせて80%以上の普及率があるサイディングとモルタルの2種類の外壁材について理解を深めましょう。
1-1.サイディングとモルタル外壁
1-1-1.サイディング
サイディング外壁は日本の戸建て住宅で最も普及率の高い外壁材です。
サイディングボードと呼ばれる外壁パネルをつなぎ合わせることで外壁を形作ります。
サイディングは塗装によって防水性能を確立しているため、塗装の防水性能が低下する10年〜15年を目安に外壁塗装によるメンテナンスが必要です。
外壁塗装によって定期的にメンテナンスを行った場合のサイディングの寿命は40年と言われています。
一方で、メンテナンスを行わずに外壁材が劣化してしまった場合、もっと寿命は短く、30年前後でサイディングボードが反ってしまったり、雨漏りが発生するなどの不具合が発生します。
サイディングの外壁は耐用年数の範囲内であれば外壁塗装によるメンテナスが一般的です。一方で、築年数40年前後で使用限界が迫っている場合は、カバー工法か張り替えでガルバリウム鋼板にリフォームされるのが一般的です。
1-1-2.モルタル
モルタルは日本の戸建て住宅で2番目に普及率の高い外壁材です。
モルタルはセメントと水を混ぜ合わせた外壁材でサイディングボードと異なり塗り壁テイストの外壁材です。
モルタル外壁も塗装によって防水性能を確立しているため、10年に1度を目安に外壁塗装によるメンテナンスが必要になります。
モルタル外壁のひび割れが発生しやすく、その耐用年数は30年と言われています。そのため、30年〜40年を目安に外壁リフォームを行う施主様が多いです。
モルタル外壁の外壁リフォームはサイディングと同様に、カバー工法または、張り替えでガルバリウム鋼板にリフォームされるのが一般的です。
1-2.外壁リフォームの種類
サイディングとモルタル外壁は、外壁リフォームの工法に違いはありません。
サイディングとモルタルは耐用年数の使用限界までは、屋根塗装によるメンテナスを行い、耐用年数が経過して老朽化が進行した場合、カバー工法か張り替えによる外壁リフォームが必要になります。
この前提を踏まえて、外壁リフォームの種類について見て行きましよう。
1-2-1.部分修理・補修
サイディングとサイディングのつなぎ目のコーキングの劣化や、モルタルのひび割れなどの部分的な劣化や不具合は部分補修による修理が可能です。
このような軽度な劣化は外壁塗装のタイミングで補修を行うのが一般的です。
部分補修で個別に修理するよりも、外壁塗装のタイミングで補修を行った方が足場を有効活用できるため、費用対効果が高いです。
ただし、コーキングが断裂してしまったり、地震などの影響で外壁に大きな亀裂が入ってしまった場合は、部分補修で修理ができない場合もあるので注意が必要です。
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このようにコーキングの劣化や外壁の小さなひび割れは部分修理でも修理ができることを理解しておきましょう。
1-2-2.外壁塗装
外壁塗装は塗り替えによって外壁の美観を回復させる外壁リフォームです。
サイディングとモルタルともに塗装により防水性を確立しています。
塗装が劣化すると、外壁材の防水性能が低下して外壁材が雨水を吸収するようになるため、防水性を回復させるために必要な外壁メンテナンスになります。
外壁塗装は塗料の種類によって耐久性が異なり価格も異なります。
そのため、将来のメンテナンスサイクルを考慮して塗料を選ぶことが重要です。
外壁塗装の塗料についてはこちらの「外壁塗装の塗料選びで100万円の損をしないための全知識【計8種類】」で詳しく解説しています。
1-2-3.外壁のカバー工法
カバー工法とは既存の外壁材の上に新しい外壁材を重ね張りする外壁リフォームの工法です。
既存の外壁材の上に新しい外壁材を重ね張りするため、既存の屋根材を撤去しません。そのため、通常の重ね張りよりも安く新しい外壁材に張り替えることができます。
外壁カバー工法で使用される、外壁材はガルバリウム鋼板と呼ばれる金属性の外壁材が主流です。
サイディングやモルタルの葺き替え工法として近年もっとも主流の外壁リフォーム工法です。
1-2-4.外壁の張り替え
外壁の張り替え既存の外壁材を撤去して新しい外壁材に張り替えるリフォーム工法です。
既存の外壁の劣化が激しく、腐食や雨漏りが進行している場合はカバー工法ではなく、張り替えが必要になります。
外壁の内部に雨水が侵入して内部の躯体(骨組み)が腐食したままカバー工法を行うと、腐食が進行して、建物の耐震性が著しく低下します。
そのため、外壁内部の躯体を補修・修理してから外壁を新しく張り替える必要があります。
このように外壁の状態が著しく悪い場合は、外壁の張り替えが必要です。
2.外壁リフォームの外壁材の種類
外壁リフォームは外壁材の種類によって特徴が異なります。
外壁リフォームで使用される外壁材について理解を深めることが重要です。
外壁リフォームで一般的に使用される外壁材の特徴について見て行きましよう。
2-1.ガルバリウム鋼板
サイディングとモルタルのカバー工法と張り替え共にガルバリウム鋼板が使用されるのが一般的です。
ガルバリウム鋼板は他の屋根材のと比べて施工単価が安価なだけではなく、耐久性も40年〜50年と長いのが特徴です。
また、メンテナスフリーの外壁材で屋根塗装の必要がなく、メンテナンス費用を大幅に節約することができます。
このように費用対効果を発揮できる外壁材として、ガルバリウム鋼板は現在の外壁リフォームでもっとも主流な外壁材です。
2-2.アルミサイディング
アルミサイディングはその名の通りアルミの外壁材です。
アルミ製の外壁材のため外壁塗装の必要性がなく、メンテナスコストを大幅に節約できるのがメリッツとです。
ただし、ガルバリウム鋼板と比べて施工単価が高いため普及率は高くありません。
2-3.タイル
タイルはレンガと同様に半永久的に使用できる超高耐久の外壁材です。
施工価格が高価で外壁リフォームで用いられることはほとんどありません。
外壁リフォームでタイルを用いる場合は、乾式タイルという工法で施工されます。乾式タイルとはベースとなるサイディングを施工して、その上にタイルを貼り付けていく工法です。
ただし、乾式タイル工法であっても既存のサイディングとタイルの施工を行うために、ガルバリウム鋼板の施工と比べて大幅に費用は高額です。
3.外壁リフォームの費用相場
リフォームの種類 | 30坪 | 40坪 | 50坪 |
---|---|---|---|
コーキングの打ち替え | 20万円〜25万円 | 25万円〜30万円 | 30万円〜35万円 |
外壁塗装 | 90万円〜120万円 | 110万円〜150万円 | 120万円〜170万円 |
外壁カバー工法 | 150万円〜200万円 | 180万円〜230万円 | 200万円〜260万円 |
外壁張り替え | 180万円〜250万円 | 200万円〜280万円 | 230万円〜300万円 |
※外壁材の種類や建物の形状によって費用は変動します。 |
建坪が30坪の住宅の場合、200万円前後が外壁リフォームの相場です。
外壁材の種類や建物の形状によって費用は変動します。
また、リフォーム工事は施工業者によっても施工単価が異なるため、しっかりと相場価格を理解して外壁リフォームに臨むことが重要です。
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4.外壁リフォーム計画の進め方
外壁リフォームは人生で1度あるかないかの重要なリフォームです。「こんな要望をすれば良かった」「こんな機能を追加したかった」など後から気がついてもやり直すことができません。
外壁リフォームの機会を有意義ものにするために、外壁リフォームで失敗しない計画の立て方について解説します。
4-1.現在の外壁の不満をを洗い出す
現在の外壁の不満点を何でも良いので洗い出しましょう。そうすることで、外壁材に求める条件がわかります。
例えば、「手入れが大変」「汚れが目立つ」「時代遅れな感じがする」など不満点を洗い出すことで、外壁材に求める条件が分かるようになります。
そのため、現在の外壁材の不満点を何でも良いので洗い出しましょう。
4-2.仕上がりを事前にイメージをする
「手入れが大変」→「手入れが不要な屋根材」など不満点を解決できる外壁材や工法に関する事前知識を入れておくことが重要です。
リフォーム会社のホームページなどは似ている施工事例が掲載されていることも多いので、外壁材やリフォーム工法をざっくりとイメージしておくことが重要です。
4-3.外壁リフォームの予算を決める
実際に外壁リフォーム業者に依頼する前にある程度予算を決めておくことが重要です。
リフォーム工事はどうしても予算をよりも高額なってしまう傾向にあります。そのため、事前に適正価格を理解して、予算を決めておくことが重要です。
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まとめ
いかがでしたか?外壁リフォームの基礎知識についてご理解頂けたかと思います。
外壁リフォームの種類をしっかりと理解して、適切な工法でリフォームを行うことが重要です。
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