ケレンとは?塗り替えに必要な理由と手抜き工事を避ける2つの注意点

錆びた屋根

突然ですが、外壁塗装で「ケレンって何?」、「どんな作業をするの?」と疑問に感じて「ケレン」について調べられていませんか?

ケレンとは、塗装面のサビや汚れを落す作業で外壁塗装の品質を左右する非常に重要な作業です。

しかし、実はケレンは手抜き工事の温床ともなっている工程で、外壁塗装の際は「見積もりにケレンの項目はあるか?」、「適正なケレン作業が行われるか?」ということを施主がしっかりと理解することが重要です。

そこで、この記事では外壁塗装に於ける「ケレン」に関する基礎知識について解説します。

具体的にはケレンの種類や費用相場について解説しているので、これから外壁塗装を行う方は是非、参考にしていただければと思います。

1.ケレンとは

ケレンとはヤスリやサンダーなどを使用して、トタンなどの鉄部のサビや破風板などの木部塗装の旧塗膜を落す作業です。

木部ケレン・鉄部ケレン

出典:http://www.okuno-p.jp/gallery/gallery_list-3632-17611-1.html

外壁塗装の場合は、実際に塗装をする前に、「高圧洗浄」と呼ばれる工程で外壁をキレイに水洗いをして、塗装を行う下地を整えます。鉄部や木部の塗装も同様に紙ヤスリなどで錆を落とし、塗料が乗る下地をと整える作業が「ケレン」です。

お化粧をする際は必ず洗顔をして化粧が乗る下地を整えますが、ケレンもお化粧の洗顔のようなものだと認識してもらえるとイメージしやすいかと思います。

このケレン作業は鉄部や木部の塗装では必ず必要な工程で、このケレン作業を怠ると、2~3年で塗装が剥がれたり、塗装面が膨れたり、施工不良の原因となります。

そのために、外壁塗装の際は見積もり項目に「ケレン」の項目が含まれているかをしっかりと確認することが大切です。

2.ケレンの種類

ケレン作業は施工箇所の劣化症状によって使用する工具が異なります。そして、その使用する工具によって1種~4種まで種類があり、ケレン作業の費用が異なります。

例えば、錆が少ない場合は紙ヤスリやケレン棒などを使用し、手作業でケレン作業をしますが、施工面全体に錆が広がっている場合は、サンダーやワイヤーロープなどの電動工具を使用してケレン作業を行います。

このように一言に、「ケレン」と言っても施工箇所の劣化症状によって工程が異なり費用も異なります。そして、その工程によってケレンの種類が分類され、施工工程や相場が体系化されています。

そこで、ここからはケレンの種類について具体的に解説します。

1種ケレン(ブラスト処理・酸洗浄・剥離剤)

出典 :https://youtu.be/zya_ES7GgzY

1種ケレンはブラスト処理や酸洗浄、剥離剤によって表面処理を行います。

ブラスト処理とは鉄粉を吹き付けることで、錆を除去する表面処理の方法で機械などの工業関係ではよく用いられますが、外壁塗装では行われることはありません。

なぜなら、費用が高額で、1種ケレンが必要なほど、劣化した外壁は張り替えた方がはるかに安いからです。

なので、1種ケレンは参考程度に覚えておけば十分です。

主な施工方法

  • ブラスト処理
  • 酸洗浄

2種ケレン(電動工具による錆の除去)

出典:https://youtu.be/-L2JiEJCGiE

2種ケレンは施工面全体に錆などの腐食が進行した際に、サンダーやワイヤーホイールなどの電動工具を使用して表面処理を行います。

1種ケレン同様に、施工面全体をケレンするよりも張り替えの方がはるかに安いために、外壁塗装では行われることはありません。

2種ケレンは施工面全体に腐食が進んだ際に、サンダーやワイヤホイールなどの電動工具を使用してサビを除去します。

1種ケレン同様に全体まで腐食が進んだ素材は、塗装をするよりも交換した方が安いために、外壁塗装では行われることはありません。

主な施工方法

  • ディスクサンダー
  • ワイヤーホイール

3種ケレン(手工具による錆の除去)

出典:https://youtu.be/75xmkvnnMEM

3種ケレンは部分的に見られる錆をサンドペーパー(紙ヤスリ)やケレン棒などの手工具によって表面処理を行います。外壁塗装を行う住宅のほどんどが、この3種ケレンに当てはまります。

先ほど挙げた2種ケレンの場合は、施工面積が広くなればなるほどに、”塗装”よりも”張り替え”の方が費用が安くなるために、わざわざ2種ケレンを行い、無理をして塗装をするのは現実的ではありません。

そのために、5年~15年ほど経過したトタン屋根(鉄部)や破風板(木部)を塗装する際は、3種ケレンが行われるのが一般的です。

なので、外壁塗装で「ケレン」という項目があった場合は「3種ケレン」と覚えておきましょう。

主な施工方法

  • ケレン棒
  • サンドペーパー

4種ケレン(洗浄)

高圧洗浄

出典:http://www.paint-saika.co.jp/working/2068.php

4種ケレンは、新築後0~3年ほどの錆の発生が無く、表面の汚れを除去する際に用いられるケレンです。具体的には表面の汚れを除去する程度なので、”高圧洗浄(水洗い)”が用いられるのが一般的です。

4種ケレンの場合、「そもそも、メンテナンスは必要なの?」と思ってしまいますが、トタン屋根を塗装する際に、4種ケレンが用いられることが多いです。

そもそも、外壁塗装は外壁がまだ劣化していない、3年~5年といった早い段階で行う方も多くいらっしゃいます。早い段階で塗装を行うことで、既存の塗装と新しい塗装の塗膜の2重構造になるため、1回の塗装で15年~20年ほど長持ちするようになるからです。

トタン屋根の塗装も同様に施工後、錆が発生する前の3年ほどで塗装を行うことで、素材そのものを傷つけずにメンテナンスを行うことができます。このように短いスパンで塗装を行う際に、4種ケレンが用いられるのが一般的です。

主な施工方法

  • 高圧洗浄

3.ケレンの費用・相場

ケレンの種類 施工単価 参考価格/150㎡の場合
2種ケレン 1.500〜2.200/㎡ ¥225,000
3種ケレン 500〜1.200/㎡ ¥75,000
4種ケレン 200〜400/㎡ ¥30,000

外壁塗装では1種ケレンを行うことはないために割愛しましたが、同じ「ケレン作業」でも2種と4種では4倍~5倍ほどの価格差があります。

また、ケレンは一般の方にとって相場が不透明なために、相場価格よりも高額であったり、3種ケレンで済むような劣化を、2種ケレンで見積もられていたりと、施工面、価格面共に不正が発生しやすいポイントになります。

そのために、外壁塗装の見積書を確認する際は、「どんな工法でケレンを行うのか?2種なのか?3種なのか?」という”ケレンの種類”と「適正価格で見積もられているか?」という”施工単価”について、確実に確認をするようにしましょう。

4.ケレンの注意点

外壁塗装においてケレン作業は施工の品質を左右する非常に重要な工程になりますが、塗装をしてしまえばケレン作業の有無が分からないために手抜き工事の温床となっているのも事実です。

そこで、ここからはこのような手抜き工事を回避するために、外壁塗装に於けるケレンの注意について解説します。

4-1見積もり書を確認する

ケレン作業の項目がしっかりと見積もり書に記載されているのかを確認ましょう。

またどのようなケレン作業を行うのか?3種なのか?4種なのか?といったケレンの種類から施工価格も含めて見積もりの段階でしっかりと確認するようにしましょう。

4-2.施工工程を確認する

外壁塗装の施工工程を理解してケレン作業を行うスケジュールを確認しましょう。

施主がしっかりと外壁塗装の施工工程を把握しておくことで、「いつ、どんな工事が行われるのか?」とった施工工程がわかるので、手抜き工事に対しての抑止力になります。

まとめ

いかがでしたか?ケレン作業についてご理解いただけたかと思います。

ケレン作業は外壁塗装において重要な下地処理の工程ですが、手抜き工事が発生しやすいポイントにもなります。 特に、外壁塗装の際は、見積もり項目に「ケレンが含まれているか」。そして、ケレンの種類と施工単価を確認することが重要です。

そうすることで、外壁塗装で失敗する確率をグッと低減することができます。

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