「屋根修理はどこに修理を依頼すれば良いのか分からない。」「地元にどんな修理業者があるの?」そう疑問に感じて屋根修理業者について調べていませんか?
屋根修理は悪徳業者も多く、「雨漏り修理」などの小さな工事であっても”屋根葺き替え”のような高額な工事を提案されることが少なくありません。
そのため、屋根修理業者は専門業者に工事を依頼することが重要です。
そこで、この記事では屋根修理業者の選び方について解説します。具体的には、失敗ない業者の選び方や探し方についてお伝えします。
この記事を読むだけで、最短最速で地元の優良業者に工事を依頼できるようになります。
目次
1.屋根修理業者の種類と選び方
屋根修理は自社で直接施工ができる「瓦業者」か「屋根板金業者」が適正業者になります。
上記の画像は施工会社別の施工形態の表ですが、実際の工事を下請けに依頼する業者は、中間マージンが発生するために、施工費用が高額になります。
例えば、150万円の”屋根葺き替え工事”の場合、下請け業者に30%の35万円の下請けのマージンが発生します。
そして、下請けに中間マージンを支払った上で、自社の利益を確保するのでさらに30%ほど工事費用が差し引かれます。
つまり、150万円の工事費用を支払っても、60万円ほどの工事しか実現できないのが現実なのです。
一方で、自社で直接施工ができる業者は下請けに支払う費用が発生しないために、工事費用を直接工事の品質に反映することができます。
そのため、「金銭トラブル」や「施工トラブル」を回避するために屋根修理の業者を選ぶ際は、自社で直接施工ができる「瓦業者」か「」「屋根板金業者」工事を依頼するようにしましょう。
それでは、具体的に屋根修理業者の種類について解説します。
1-1.屋根修理業者の種類
1-1-1.瓦業者
日本瓦やセメント瓦、スレート瓦などの「瓦屋根」の修理は専門業者である”瓦業者”が最適です。
「〇〇瓦店」「〇〇瓦」などの屋号がついているのが、特徴で”雨漏り修理”から”屋根の葺き替え工事”まで自社で施工をすることができます。
そのため、瓦屋根の”雨漏り修理”や”葺き替え工事”は瓦業者がオススメです。
1-1-2.屋根板金業者
屋根板金業者は、”トタン屋根”や”ガルバリウム鋼板”などの金属屋根の修理の専門業者になります。
「〇〇板金」などの屋号がついているのが特徴で、スレート屋根からガルバリウム鋼板への”重ね葺き(カバー工法)”などのリフォームや金属屋根の修理の適正業者になります。
そのため、ガルバリウム鋼板への”重ね葺き(カバー工法)”や”トタン屋根の修理”などは屋根板金業者がオススメです。
1-1-3.屋根修理の内容と対応業者表
工事内容 | 業者の種類 |
---|---|
日本瓦の交換 | ・瓦業者 |
漆喰の補修 | ・瓦業者 |
棟の積み替え | ・瓦業者 |
棟板金の交換 | ・板金業者
・瓦業者 ・塗装業者 |
屋根塗装 | ・塗装業者 |
カバー工法(ガルバリウム鋼板) | ・板金業者 |
瓦屋根の葺き替え | ・瓦業者 |
日本瓦やスレート瓦など、「瓦屋根」の工事は瓦が業者が最適です。ガルバリウム鋼板へのカバー工法は屋根板金業者が最適です。
また、”スレート屋根”と”トタン屋根”はメンテナンスで屋根塗装が必要です。屋根塗装の際は塗装業者に工事を依頼すると適正価格で工事を行うことができます。
ただし、塗装業者は「屋根葺き替え」や「重ね葺き(カバー工法)」などの屋根工事には対応することができないので屋根工事を行う際は、「屋根修理業者」や「屋根板金業者に」工事を依頼するようにしましょう。
屋根塗装の業者の種類に関しては「外壁塗装の業者の種類とミスマッチを回避する7つのチェックリスト」で具体的に解説しています。
1-1-4.雨漏り修理の対応業者表
屋根の種類 | 業者の種類 |
---|---|
日本瓦・セメント瓦 | ・瓦業者 |
スレート瓦 | ・瓦業者
・塗装業者 |
トタン屋根 | ・板金業者 |
雨漏りは正確に原因を究明しないと再発の危険があることから、屋根材に応じた専門業者に点検をしてもらうことが何よりも大切です。
「日本瓦」や「セメント瓦」などの瓦屋根は瓦業者が適正業者になります。スレート屋根の場合は、屋根塗装の必要生も含めて”瓦業者”だけではなく”塗装業者”も適正業者になります。
また、トタン屋根の雨漏り修理は金属屋根の加工や雨仕舞いを専門とする「板金業者」が最適です。
1-2.屋根修理業者の選び方
「屋根の葺き替え」や「重ね葺き(カバー工法)」は住宅のリフォームの中でも高額なジャンルになります。そのため、工事を依頼する業者によって、施工価格や工事の品質が大きく左右されます。
しかし、屋根修理業者は悪徳業者も多く、施主の無知を悪用して必要のない工事を提案する業者も少なからず存在します。
そこで、このような悪徳業者を掴まないために、ここからは具体的に屋根修理の業者の選び方について解説します。
1-2-1.地域密着の業者を選ぶ
屋根修理業者は施工後のアフターフォローに迅速に対応できることから、地域に密着した屋根修理業者を選ぶようにしましょう。
特に長年、地域密着して経営を続けている業者はお客様からの信頼も厚く、誠実な屋根修理を実現している証拠です。
そのため、屋根の修理業者を選ぶ際は地域に根ざした地域密着の業者を選ぶようにしましょう。
1-2-2.透明性のある情報を公開している
ホームページは業者のお客様に対する姿勢が反映されやすいので、透明性のある情報を公開している業者に修理を依頼するようにしましょう。
透明性の高い情報とは、”会社所在地”や”電話番号”などの「企業情報」はもちろん、「料金」「スタッフの紹介」「施工ブログ」「施工事例」などが当たります。
一方で、「〇〇キャンペーン」や「〇〇1位」といった”広告”や”売り込み”ばかりのホームページを所有する業者は注意が必要です。
特に、訪問販売で「瓦が浮いている」「無料で点検します」と提案された場合は、必ず業者のホームページを確認して、業者の透明性を確認するようにしましょう。
1-2-3.保有資格を確認する
屋根修理業者の施工品質を保証する方法として、業者の保有資格を確認することが重要です。
屋根の修理・工事には資格があり、「かわらぶき技能士(一級・二級)」「瓦屋根工事技士」「瓦屋根診断技士」が国家資格であり施工技術を証明する資格になります。
そのため、修理業者の施工品質を確認するために、必ず「保有資格」を確認するようにしましょう。
1-2-4.高額な工事の場合は相見積もりをする
屋根の葺き替え工事などの100万円を越える高額な工事の場合は、適正価格を確認するために必ず複数の業者から相見積もりを取るようにしましょう。
特に、訪問販売の業者に瓦の劣化を指摘され、「屋根の葺き替え工事」や「重ね葺き(カバー工法)」を提案された場合は、工事の妥当性も含めて必ず複数の業者から相見積もりを取るようにしましょう。
2.屋根修理業者の探し方
屋根の修理業者は”業者の種類”や”業者の選び方”に関して理解していれば、インターネットで独自に探す方法が最もミスマッチのリスクが低いのでオススメです。
屋根修理は「相場以上に費用が高額だった」「必要の無い工事を施工された」といった、”施工価格”と”施工内容”に関するトラブルが大多数を占めます。
そのため、「屋根修理の費用相場」と、「施工内容に応じた適正業者の種類」について理解して業者選びに取り組むことで業者選びで失敗するリスクを限りなくゼロに近づけることができます。
それでは、具体的に”屋根修理業者の探し方”について見て行きましょう。
ご近所からの口コミや紹介を元に業者を選ぶ方も多いですが、必ずしも優良業者とは限らないのでオススメすることはできません。ここまでお伝えした業者の選び方の内容を踏まえて、自力で探す方が失敗するリスクが少ないのでオススメです。
2-1.インターネット検索で探す方法
屋根修理の専門業者は「屋根修理+地域名」で地域密着の優良業者が見つかります。
上記の画像は、千葉の屋根修理業者を検索する際の検索キーワードですが、上記のように「屋根修理+地域名(千葉など)」で検索をすることで、地域密着の業者がヒットします。
ただし、インターネット検索は「広告費」を支払い検索順位を操作している業者もあるので、”2-1.屋根修理業者の選び方”で解説した内容を踏まえて、適切に業者を見極めることが重要です。
業者のホームページを確認する際は必ず下記の項目を確認するようにしましょう。
2-1-1.企業情報
訪問販売などの営業会社は会社の素性を隠す傾向があるために、会社の「住所」「電話番号」「代表者名」などの企業情報がしっかりと記載されているかを必ず確認するようにしましょう。
2-1-2.代表者・スタッフの写真
代表者の顔写真や職人の写真、お客様を担当する営業担当者の顔写真が掲載されている業者は優良業者である可能性が高いです。
実際に屋根修理を行う際に、「どんな人が来るのだろう」不安に感じるお客様も少なくありません。
代表者やスタッフの写真を掲載している業者は、「お客様の不安を少しでも解消したい」という「誠実性」や、自社の施工品質に対する「自信」の表れなので、必ず確認するようにしましょう。
2-2.タウンページで業者を探す方法
地域によっては業者の数が少なくインターネット検索で優良業者が見つからない場合があります。その場合は、タウンページで屋根修理業者を探すのも有効です。
上記の画像は実際にタウンページで屋根業者を検索している画像です。タウンページの検索窓に「地域名 屋根工事」と検索をすると、検索地域の屋根工事業者が検索できます。
このようにインターネット検索で思うように屋根修理業者が見つからない場合は、タウンページで探すと見つかる場合があります。
2-3.一括見積もりサイトを活用する方法
屋根修理に関して知識を持った上でインターネットを活用し、独自に業者を探す方法が最もミスマッチを回避できる方法になります。
しかし、地域によっては屋根修理の施工業者が少なく、インターネット検索でもヒットしない場合があります。このような場合は屋根修理の一括見積もりサイトがオススメです。
屋根修理の一括見積もりサイトとは、施工項目に応じた地域密着の屋根修理業者を紹介してくれるサービスで、独自に業者を探すよりも「業者選びの手間」を省くことができます。
しかし、一括見積もりサイトによっては、加盟審査を行っておらず、屋根修理の専門外の業者を右から左に流しているだけのサイトも存在します。
そのために、一括見積もりサイトを利用する際は、担当窓口のアドバイザーに紹介してくれる業者の”加盟基準”や”専門性”を確認した上で、利用するようにしましょう。
具体的には業者の施工実績や経営年数を確認し、「経営年数が5年以上」で「施工実績が1000棟以上」の業者を選ぶようにしましょう。
屋根修理の一括見積もりサイトの利用をご検討の方は、弊社が運営するイーヤネットをご利用ください。加盟審査を通過したあなたの地元の優良業者をご紹介いたします。無料で手間なく、屋根修理の優良業者が見つかります。
3.屋根修理の業者選びの注意点
「施工費用が相場よりも高額」であったり、「必要の無い工事を提案」されたりなど、屋根の修理を絶対に依頼してはいけない業者があります。
「瓦がズレていますよ!」「このままじゃ雨漏りがしますよ!」と屋根の劣化を指摘してくる訪問販売業者がその典型で、絶対に修理を依頼してはいけない業者になります。
このような悪徳業者を掴まないために、ここからは予防接種のような意味合いを込めて、悪徳業者の手口や注意点について解説します。
3-1.無料点検商法
無料典型商法とは、「無料で点検しますよ」と提案され屋根の劣化を指摘する販売手法です。
「近所で工事をしていて、たまたま屋根の劣化を発見した」と言って訪問してくるパターンが多いです。
実際には「瓦を割られる」など劣化を捏造する業者もいるので、絶対に屋根には登らせず、屋根修理の専門業者に再度点検をしてもらうようにしましょう。
【国民生活センターの事例】
屋根瓦の無料点検に来た業者に勧められ床下補強工事をした。工事内容が代金に見合っていない気がする。騙されたのか。
出典:国民生活センター
3-2.モデル工事商法
”キャンペーン価格”や”地域限定”などの「格安」と「希少性」をウリにして販売を行う手法です。
無料点検商法と同様にこちらも訪問販売業者に多い手口ですが、「地域限定キャンペーンで格安で施工ができます!」と提案されることが一般的です。
その他に、「大通りに面していて宣伝になる」という理由で、”大幅な値引き”をしてくれる業者もあります。
実際に「お得感」を感じて即決をしてしまう人も多いですが、絶対に即決はせずに屋根修理の専門業者に再度、見積もりをとるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?屋根修理の業者の選び方についてご理解いただけたかと思います。
屋根修理は屋根修理の適正業者に工事を依頼することで、価格と品質を両立した工事を実現することができます。
そのために、本文中でお伝えした屋根修理業者の選び方を参考にして、慎重に業者を選ぶことが重要です。
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