屋根塗料を【耐用年数】で決めるのはNG!塗料の単価を抑えるコツ

屋根塗料でおすすめなのは【シリコン塗料】です。
シリコン塗料は今ある塗料の中ではスタンダードな塗料として人気を集めています。性能・耐用年数・価格と全てにおいて取り入れやすいのが魅力です。
業者がよく言う「屋根は住宅を守る大切な箇所だから高くて良い塗料を塗った方がいい」との言葉を聞きますが、確かにその言葉に間違いはありますが、高くて良い塗料が絶対とは言い切れません。
なぜなら、屋根材の状況によっては、高い塗料を使用しても全く意味のないものになってしまうからです屋根塗料には様々な種類があるように、付着させる屋根材にも種類があります。当然、塗料と屋根材の相性と言うものがありますし、どの塗料が一番ふさわしいのかを、現時点での状態を見て見極めなければいけません。
では、どのようにして屋根塗料を選べばいいのか。この疑問を中心に【適切な塗料の選び方】を解説していきたいと思います。

1.屋根塗料の種類

屋根塗料には【グレード】によって分けられています。ここで言うグレードは【塗料の質】を指します。以下の表をご覧ください。

こちらの表は、現在主流している屋根塗料をグレード順に並べたものになります。
塗料の成分はどれも合成樹脂で出来ていて、塗料によって耐久性が異なるのは、合成樹脂に含まれる物質によって特徴が変わるためです。ほとんどの塗料は質が高いものほど単価が高くなりますが、その分性能や機能面が優れています。もちろん、質が高い塗料の方が劣化しにくく、次回の塗替え時期が長くなると言われています。記載されています金額は塗料の単価を表していますが、通常外壁塗装は3回塗りが基本で、この金額は下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りの単価金額になります。

耐用年数 費用相場 特徴
ウレタン塗料 約6年〜8年 ¥179,000 ・樹脂が柔らかいので密着度が高い
・使用箇所を選ばない万能塗料
シリコン塗料 約10年〜13年 ¥248,000 ・コスト・性能・耐用年数のトータル評価が高い
フッ素塗料 約15年〜20年 ¥347,500 ・高寿命を誇る
・耐久性が高く高級志向
遮熱塗料 約15年〜20年 ¥496,500 ・太陽熱を反射させ住宅の温度を低減
・屋根塗装に用いると最適
無機塗料 約20年〜25年 ¥545,000 ・フッ素と同じ高寿命を誇る
・セルフクリーニング効果がある

屋根塗装の耐用年数とは、施工した塗料の効果が十分に働いている時間を意味します。また、立地環境が過酷な場所にある場合(台風が多い地域等)は、メーカーが発表している耐用年数より早く劣化してしまう可能性もありますので、選ぶ際はその辺りも確認しておく必要があります。

2.屋根材と併せて選ぶことが大切

屋根塗料を選ぶ際は、必ず既存している屋根材のことも踏まえて決めなければなりません。

2-1.トタン屋根

トタン屋根には油性ウレタン塗料が適しています。ウレタン塗料は樹脂が柔らかく、他の塗料と比べて塗膜が柔らかいため密着性に優れています。金属は熱膨張によってひび割れが起きやすい傾向がありますが、下地との密着性が高いと、このひび割れを抑えることが可能となるのです。
また、下地剤であるサビ止めを必ず取り入れる必要がありますので、覚えておきましょう。

商品名 メーカー
下塗り剤
(サビ止め)
・ハイポンルーフデクロ
・1液ハイポンファインデクロ
・ハイポンファインプライマー
日本ペイント株式会社
ウレタン塗料 ・ファインルーフⅡ 日本ペイント株式会社

2-2.ガルバリウム鋼板

金属屋根であるガルバリウム鋼板には遮熱塗料がおすすめです。絶対に塗らなければならないと言うわけではありませんが、遮熱塗料を使用した場合、屋根の表面温度が最大で20℃下がります。表面温度が20℃下がると、室内温度が3℃〜4℃下がりますので、遮熱効果を期待できるでしょう。室内温度に不安がある方にはおすすめです。また、トタン屋根同様、塗り替える際は下地剤であるサビ止めを取り入れるべきですので、覚えておきましょう。

商品名 メーカー
下塗り剤
(サビ止め)
ハイポンファインプライマーⅡ 日本ペイント株式会社
遮熱塗料 ガイナ 日進産業

2-3.スレート屋根

スレート屋根にはシリコン塗料がおすすめです。現在最も浸透率が高いスレート屋根ですが、こちらの屋根材に関しては「敢えて高い塗料で塗る必要がない」と言えます。スレート屋根の弱点である「割れやすい」ことを考慮しての意見です。仮に「20年持つから」と耐用年数の高いフッ素塗料を施したとします。しかし、何らかの原因でスレートが割れてしまった場合、塗料だけではその衝撃に耐えきれないため、高い費用をかけたとしても全く意味がないことになってしまいます。スレートは割れやすいので、塗り替える場合は10年に一回メンテナンスする機会を敢えて作った方がいいです。シリコン塗料はスタンダードな塗料ですので、費用・性能のバランスが良いです。耐用年数も7年~13年と期間も丁度いいのでおすすめです。

商品名 メーカー
シリコン塗料 ・クリーンマイルドシリコン
・シリコンフレックス2
・エスケー化研株式会社
・アステックペイントジャパン株式会社

2-4.瓦屋根

セメント瓦にはシリコン塗料がおすすめです。セメント瓦は、塗膜の劣化が進行すると割れやすくなってしまう弱点を持っています。また、部分的に補修を施しても、違う箇所の劣化を懸念しなければなりません。ですので、スレート屋根同様、定期的なメンテナンスを行う機会を敢えて作れるよう、スタンダードな塗料であるシリコン塗料がおすすめと言えます。

商品名 メーカー
シリコン塗料 ・クリーンマイルドシリコン
・シリコンコンフレックス2
・エスケー化研株式会社
・アステックペイントジャパン株式会社

3.塗料には水性と油性(溶剤)があります

上記のように塗料にはいくつもの種類があることをご紹介しましたが、その塗料の中にも何種類かに分かれています。例えば、シリコン塗料でしたら、シリコン塗料の中でも、水性塗料・油性塗料と別れ、また1液型・2液型と種類別されています。
あまり細かく説明してしまうと。専門的なお話になってしまうので、ここでは塗料選びの際に知っておいた方がいい知識のみを簡潔にご紹介していきたいと思います。

3-1.水性と油性(溶剤)の違い

塗料には水性と油性(溶剤)があり、一般的に屋根塗装には油性塗料を使用します。

水性と油性(溶剤)の違いを簡単に言うと、主成分が油性の場合はシンナーなどの有機溶剤で、水性の場合は水が主成分です。外壁塗装と行う場合、水性塗料と油性塗料のどちらを使用しても問題ないため、消費者の好みで決めますが、屋根塗装の場合は、油性塗料を使用します。
主成分がシンナー等の油性塗料は、性能・耐久性からみても、水性より高いです。屋根は外壁以上にダイレクトに外気を請け負いますので、水性の性能だけでは屋根を守るのに追いつきませんので、屋根塗装の場合は油性塗料の使用をおすすめします。

3-2.1液型と2液型の違い

屋根には2液型、外壁には1液型が適しています

  • 【1液型塗料】主剤(塗料液)
  • 【2液型塗料】主剤(塗料液)+硬化剤(樹脂)

一般的に塗料を使用するときは、別の材料と混ぜる必要があるなど手間がかかりますが、1液型はそう言った手間なく使用できます。一方、2液型は、現場で主剤と硬化剤を混ぜて使用する必要があり、手間がかかってしまいますが、1液型よりも高い耐久性を誇っています。外壁よりも屋根の方が早く劣化してしまう傾向があることから、屋根には2液型を使用することが一般的です。

4.耐用年数と単価を選ぶ基準

屋根塗料を決めるときは屋根材のことも含めて選ばなければなりません。
塗料はあくまでも屋根材をコーティングする役割ですので、屋根材のヒビ等の衝撃を受け止めることは出来ません。また、既にヒビが入って塗装を検討している人は、またヒビが入ることを想定して伸縮性のある塗料、または塗料の耐久性とは裏腹に、早めに塗り替えするようになるかもしれない可能性を視野に入れなければなりません。こう言った場合だと、高性能で費用の高い塗料の寿命が20年だとしても、屋根材がその20年に耐えられるかが重要視するべき点になるのです。
こうした事を踏まえると「屋根塗装におすすめの塗料は何?」と聞かれた場合「価格・性能・耐久性」のトータルバランスが優れている「シリコン塗料」がおすすめでしょう。そしてシリコン塗料の寿命である「10年を目処にメンテナンスを行うのが好ましい」と言えるでしょう。

5.外壁塗装と同じ時期にするべき理由

よく「外壁塗装をするなら屋根塗装も一緒に行った方がいい」と聞きますが、こちらに関しては頷けるアドバイスでしょう。外壁塗装も屋根塗装も行う際には足場や養生など、施工に必要な下準備があります。もちろんこれらの下準備には金額が発生しますし、準備時間もかかります。
屋根と外壁の塗装工事で、同時にやるのか別でやるのかで費用を大きく左右する項目は【足場と養生】になります。この二項目が費用を大きく左右し、高くて20万円ほどの差額が発生してしまいます。
確かに初期費用を抑えたい気持ちはわかりますが、足場の費用は決して安くはありません。同時施工の方が明らかに低くなりませんので、重要視して見た方がいいでしょう。

6.まとめ

いかがでしたでしょうか?
屋根塗装はただ耐用年数が高い塗料を塗れば良いわけではありません。
ご自宅の屋根の症状や状態を考慮しながら決めることが「無駄のない工事」に繋がります。あまり見ることが出来ない屋根だからこそ、きちんと把握して適切な塗料を選び、屋根の寿命を優先的に考えましょう。

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