「ベランダの防水って本当に必要なの?」「DIYで費用を節約できないの?」そう疑問に感じてベランダの防水工事に関して調べていませんか?
ベランダは住宅の中でも雨漏りの原因になりやすいために、定期的にメンテナンスを行う必要があります。
この記事では、ベランダの雨漏りのリスクを回避するために抑えるべきベランダ防水工事の必要性について解説します。
ベランダ防水工事の費用相場や適切な防水工法についても具体的に解説するので、ベランダの防水工事を検討されている方は是非、参考にしてみてくださいね。
目次
1.ベランダ防水の必要性
ベランダは「FRP防水」や「ウレタン防水」などの防水処理によって雨水の侵入を防いでいます。FRPやウレタンなどの防水層を保護するためにトップコートと呼ばれる表面処理がされています。
このトップコートは劣化をすると「剥がれ」や「ひび割れ」が生じます。そうすると、防水層がむき出しになってしまうために、トップコートを塗り替える必要があります。
このようにベランダは防水層を長持ちさせるために、10年〜15年を目安にトップコートを塗り替えが必要です。
また、雨漏りの原因がベランダにある場合は、防水層に亀裂が生じているなど防水層の不具合や劣化が生じている可能性が高いです。
その場合、既存の防水層を撤去して、再度新しい防水層を形成する防水工事が必要になり、費用も高額になるのでベランダのメンテナンスは放置せずに、トップコートが劣化する10年〜15年を目安に行うようにしましょう。
1-1.ベランダの劣化症状と防水工事のタイミング
劣化症状 | 画像 | 防水工事の必要性 | 防水工事の種類 |
---|---|---|---|
トップコートの色褪せ | 必要 | トップコートの塗り替え | |
トップコートの剥がれ | 必要 | トップコートの塗り替え | |
防水層のひび割れ | 早急に必要 | 防水工事 |
ベランダ防水工事はトップコートのチョーキング現象(色褪せ)が発生した段階で行うのがベストです。なぜなら、施工費用が安く押さえられるからです。
トップコートの塗り替えだけであれば3万円〜5万円で済みますが、防水層に不具合が生じて新規に防水工事を行った場合は、10万円〜15万円のメンテナンス費用が必要です。
このように10万円前後の差が生じるためにベランダの防水工事はトップコートにチョーキング現象(色褪せ)が発生した段階で行うようにしましょう。
2.ベランダ防水工事の種類
ベランダの防水は「FRP防水」「ウレタン防水」の2つの種類があります。
一般的な戸建て住宅のベランダは「FRP防水」という防水工法で施工されているために、FRPの防水層に不具合がなければトップコートの塗り替えによるメンテナンスが一般的です。
また、ウレタン防水であっても防水層に問題がなければ表面のトップコートの塗り替えによるメンテナンスが一般的です。
「FRP防水」と「ウレタン防水」の防水方法の違いについて具体的に解説します。
2-1.FRP防水
出典元:鈴木工業
FRPは強化ガラス繊維プラスチック(Fiver Reinforced Plastivs)の略称です。ガラス繊維で補強されたプラスチック複合材料です。
強化ガラスプラスチック(FRP)はお風呂の浴槽などで使用されている素材で、FRP防水は戸建て住宅のベランダで最も普及している防水工法です。
10年〜15年を目安にトップコートの塗り替えが必要です。
2-2.ウレタン防水
出典元:サンカラー
塗料状のウレタンゴムを刷毛やローラーで塗って防水層を形成する塗膜防水です。液体のウレタンゴムを流し込むことから、防水面の形状による制限を受けずらくどんな場所にも施工できるのが特徴です。
柔らかい仕上がりになるために、傷つきやすいのが弱点で、エアコン室外機などを置く機会の多い、ベランダ防水ではFRP防水の方が実用的です。
ウレタン防水もFRP防水同様に、トップコートによって防水層を保護しているために、10年〜15年を目安にトップコートの塗り替えが必要です。
3.ベランダ防水工事の費用相場
ベランダ防水の種類 | 単価相場 | 参考価格/15㎡ |
---|---|---|
トップコートの塗り替え | ¥2,000~¥2,500/m² | ¥37500 |
FRP防水 | ¥5,500~¥7,000/m² | ¥90000 |
ウレタン防水 | ¥4,500~¥7,000/m² | ¥90000 |
ベランダ防水工事は数万円〜20万円ほどの住宅のメンテナンスの中でも小額な工事になります。外壁塗装とセットで行うことで現地調査などの手間が省けるために費用を抑えた施工を実現することができます。
4.ベランダ防水工事の適正業者
ベランダ防水工事は様々な業者が対応できますが、「塗装業者」か「防水業者」に工事を依頼することで自社で直接お客様の住宅を施工することができるので適正価格で工事を行うことが可能です。
防水工事だけではなく、リフォーム工事は自社施工の業者と下請け施工の業者の2つに分かれます。自社で直接施工ができる業者に工事を依頼することで中間手数料が発生しないので適正価格で工事を行うことができます。
ベランダの防水工事は自社で施工ができる「塗装業者」か「防水業者」が適正業者になります。
ベランダの防水工事をご検討の方は、弊社が運営する防水マイスターにご相談ください。経験豊富なアドバイザーがあなたの地元の優良防水工事業者をご紹介します。
5.ベランダ防水をDIYでするのはオススメしない
トップコートの塗り替えなどの簡単なベランダの防水工事であってもDIYで行うことは施工不良の原因となるためにオススメできません。
特に、”塗り残し”や”塗りムラ”などで防水層がむき出しになってしまい、雨漏りの原因となるので注意が必要です。雨漏りが発生した際は、既存の防水層を撤去する必要があり、修理費用も高額になります。
施工不良の原因となるDIYでの施工はせずに、トップコートの塗り替えであっても防水業者や塗装業者などの専門業者に工事を依頼するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?ベランダの防水工事についご理解いただけたかと思います。
ベランダは雨漏りの原因にもなるので、トップコートが劣化をする10年〜15年を目安に防水工事を行うことが重要です。
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